日本のベンチャーで働くという選択肢

株式会社MAHA

ナビラさん(インドネシア)

株式会社MAHAは、ブランディングや海外展開進出等のビジネスコンサルティングを行っています。長期的な視点で、多様性を重視したグローバルな組織づくりを目指しており、ダイバーシティへの積極的な姿勢が伺えます。今回取材したナビラさんは、インドネシア出身。将来のキャリアパスや、自分にとって本当に必要な仕事など、多くの人が周囲に合わせてしまいがちな部分を、ナビラさんはしっかりと向き合って決断してきました。インタビューでは、日本でのキャリアパスや、日本のビジネス現場をどのように捉えているかという内容を中心に、お話しを伺いました。

Q.日本で働くことを決意したのはどのような経緯があったのですか?

A.大学三年生の時に就活を始めました。初めは、多くの学生と同じく大企業での就職を考えていたのですが、自分の将来を考えた時に、「いつまで私は日本で働くんだろう?」とふと思ったんですね。その時は、2~3年働いたらビジネススクールに通いたいと思っていたので、「大企業に入ってしまうとなかなか若い内から挑戦して高度な経験を積むことは難しいのではないか?」と考えました。短い期間でたくさん学ぶにはベンチャーの方が適しているかなと思ったんです。それ以降ベンチャーの会社での就活を始め、オンラインリサーチのコンサルティング会社から内定をいただきました。この会社では入社直後から、プロジェクトの風上から風下まで担当させていただけたので、恵まれた環境だったと自負しています。そのような労働環境で腕を磨いたのですが、2014年秋頃に友人からスタートアップ企業を始めないか?と声をかけられその会社のビジョンに非常に共感し、そのスタートアップで働くことを決意しました。それがこの会社、MAHAです。MAHAでは、主にブランディングのコンサル、訪日観光客向けの写真・映像撮影事業、日本とインドネシア政府間のイベントの企画などを手掛けています。あとは、弊社オーナーと学生時代からやっているバンドを今も続けていて、ゆくゆくは社会貢献につながるような団体にしていきたいという夢もあります。


Q.日本という国の特徴はなんだと思いますか?

A.日本で社会人になるということは、世界的に見てかなり特徴的だと思っています。まず、社会人になる過程自体が他の国とは大きく違いますよね。大学3年生でみんなが一斉に就活するのは、他国ではなかなか無い文化ですが、日本人にとっては人生において重要な瞬間・大きな一歩だと捉えられていると感じます。次に、実際に社会に出てからですが、会社での上下関係や年功序列型の職風も独特ですよね。成果主義の企業であれば、ただただ頑張ろうという気になると思いますが、日本はそうでない企業も多いです。それ故に優れている部分もあると思うのですが、それによるデメリットも考えベンチャーを選択したという経緯があります。そのような特徴的な日本のビジネスの現場を見てきたので、MAHAではそういった日本のビジネス文化の良い面悪い面を踏まえて、一から企業文化を作っていきたいと考えました。そのために、例えばMAHAでは成果主義に近い環境を整備したりしています。年功序列型の日本企業にも良さはありますが、成果主義であれば受け身ではなく積極的な姿勢が身につくので、自分にとっても会社にとってもプラスであると考えています。 私が外国人であるからという部分も大きいのですが、日本にいる外国人はもちろん全従業員が働きやすい職場を作っていきたいです。


Q.留学生のみなさんに就職活動についてアドバイスをお願いします。

日本で働きたいみなさんへのメッセージですが、就活の時に周りに流されないことが重要だと思います。周りは60社とか応募したりしてますが、自分が必ずしもそうする必要はないわけで。それよりは、本当に自分がやりたいこと、自分にできること、自分が求められること、その3つが一致するような仕事を探すことが大事だと思っています。後悔のないように、しっかりと自分のキャリア考えるべきだと思います。がんばってください!